【一条工務店のキッチン徹底比較】グレイス・スマート・ラシックの違いと選び方を解説

一条工務店のキッチンは、住宅プランに合わせて「グレイス」「スマート」「ラシック」という3つのシリーズに分かれています。それぞれに仕様・価格帯・使い勝手が異なり、選ぶキッチンによって住まいの快適性や家事効率にも大きく差が出ます。

関連記事：【一条工務店】住宅展示場で「見るだけ」にならないための見学完全ガイド

この記事では、シリーズごとの標準仕様・寸法・オプション・費用感・導線設計までを徹底比較し、「どのキッチンを選べばいいか」を解説します。

家族の暮らしに合った理想のキッチン選びに、この記事を役立ててください。

一条工務店の3シリーズを比較して最適なキッチンを選ぶ

一条工務店のキッチンは、住宅プランに応じて3つのシリーズが用意されています。シリーズごとにサイズ・設計思想・価格・収納力・標準仕様が異なり、それぞれ得意とするニーズも明確です。

このセクションでは、「どれを選べば自分に合うのか？」が判断できるように、3つのシリーズを比較し、選び方のポイントを整理します。

関連記事：一条工務店の家は充実の標準仕様でコスパ重視層に最適

標準キッチンは住宅プラン別に3シリーズで構成

一条工務店の住宅プランに応じて、標準採用されるキッチンシリーズは次の3つです。

シリーズ名	採用される住宅プラン	特徴の概要
グレイス	グランセゾン、グランスマート	高級素材×収納力／ラグジュアリー志向
スマート	i-smart、i-シリーズ	スリム×モダンデザイン／作業効率重視
ラシック	i-cubeなどローコスト住宅	シンプル×コンパクト／コスパ重視

※住宅プランにより選択できるキッチンが異なるため、自分のプランで選べるシリーズを前提として把握することが重要です。

グレイスは高級素材と収納力を備えた人気シリーズ

グレイスシリーズは、一条工務店の中でも最も高級感のあるキッチンです。高性能素材・豊富な収納・自由度の高い設計が魅力で、特に「上質さ」を重視するユーザーに選ばれています。

グラリオカウンターが標準仕様

汚れに強く、高級感のある素材。耐熱性・撥水性も高く、実用性と美観を両立。

シンク位置が選べる

「中寄せタイプ」と「端寄せタイプ」が選択可能。調理動線に合わせてカスタマイズできる。

幅広サイズと豊富な収納力

最大2,750mmのワイド設計と、センターキャビネットやフルスライド収納が標準装備。




しょーすけ

広さと収納力の両立がグレイスの魅力です。

通路幅調整も可能

図面上で1505mm〜1761mm、実際の体感通路幅は約80cm〜106cmと柔軟に選べる。

採用住宅プラン

グランセゾン、グランスマートなど上位プランで標準採用。i-smartやi-cubeでは原則選択不可（オプション扱い）

高級感だけでなく、家事効率や安全性にも配慮されていることが、グレイスの最大の強みです。

スマートはモダンデザインと効率性を両立する設計

スマートシリーズは、モダンデザインと家事効率の両立を追求したバランス型のキッチンです。スリムながら使いやすさを重視した設計で、共働き世帯にも人気があります。

ワイドカウンター／ステップカウンター対応

複数人での調理・配膳がしやすく、奥行きのある天板は作業スペースをしっかり確保。

光沢系の素材で視覚的に広く見える

限られた空間でも開放感を出す工夫がされている。

収納・家電スペースに配慮

スリム設計でもフルスライド収納や食洗機下収納を確保。

採用住宅プラン

i-smartやセミオーダー型のiシリーズで標準採用（グランセゾンでは原則非対応）

費用感

ステップカウンターを追加すると約50万円前後の増額事例あり（施主情報）

「限られた空間で効率よく動けること」がスマートシリーズ最大の強み。見た目と実用性の両立を求める方に向いています。

ラシックはコスト重視のシンプルで実用的な設計

ラシックシリーズは、ローコスト住宅向けの標準キッチンとして、コンパクトながら使い勝手の良い設計になっています。スペースに制限のある住まいでもフィットしやすく、必要十分な性能を備えています。

高性能人造大理石トップを採用

傷や汚れに強く、手入れがしやすい素材を標準で使用。

複数の間口と奥行から選択可能

W2,715×D750（オープン）／D650（壁付）／W2,265×D650（ショートタイプ）と住宅に合わせて調整可能。

高さも80／85／90cmの3段階から選択

作業中の姿勢負担を軽減しやすい。

カラーバリエーション

ホワイト／グレー／ダークなど落ち着いた色味中心

採用住宅プラン

i-cubeなどのローコストラインナップ

価格を抑えつつも使いやすさは確保されており、「シンプルに済ませたい」「広くない家でも快適に使いたい」方に適したシリーズです。

このように、一条工務店のキッチンは、「自分の住まいのプランと生活スタイル」によって最適な選択肢が変わります。

グレイスシリーズは高級感と実用性を兼ね備えた上位仕様

グレイスシリーズは、一条工務店の中でも上位グレード住宅に標準装備される高性能キッチンです。見た目の高級感だけでなく、収納力や使いやすさも兼ね備えており、「標準仕様なのにハイグレード」な設計が魅力とされています。

グレイスは上位住宅プランで標準採用される高性能仕様

グレイスキッチンは、一条工務店の上位住宅プランに標準採用されている高グレード仕様のキッチンシリーズです。具体的に、以下のプランで追加費用なしに選ぶことができます。

住宅プラン名	グレイスキッチンの扱い
グランセゾン	標準採用（追加費用なし）
グランスマート	標準採用（追加費用なし）
i-smart	選択不可（標準はスマート）
i-cube	選択不可（標準はラシック）

※2025年時点の公式仕様に基づく情報です。地域や契約時期によって変更の可能性があります。

• グレイスキッチンは「標準＝無料で使える高グレード」という位置づけです。上位住宅プランの満足度が高くなる設計になっています。
• i-smartやi-cubeでは、原則としてグレイスの選択はできません。カタログや営業担当に確認しても、オプション切替は非常に限定的かつ高額になる傾向があります。

このように、自分が検討している住宅プランがグレイスに対応しているかどうかを確認することが、シリーズ選びのスタートラインになります。

高性能素材と収納力で使いやすさを追求した設計思想

グレイスシリーズは、単に見た目が高級というだけではありません。日常の使いやすさと、長く住む家にふさわしい耐久性・機能性が緻密に設計されていることが特徴です。

以下、注目すべき標準仕様です。

グラリオカウンター（標準）

一条工務店独自の高性能素材。高級感のある石目調で、傷や熱、汚れにも強い。はっ水・はつ油加工済みで、日々の掃除がしやすい。



シンク位置が選べる（中寄せ/端寄せ）

使いやすい調理動線に合わせて、シンクの位置を選択可能。コンロとの距離を調整できることで、家事効率に直結。

豊富な収納機能が標準装備

フルスライド収納/センターキャビネット（幅90cm）/包丁ロック付き収納/食洗機下の有効活用収納など、家事導線と安全性を意識した設計になっています。

キッチンは見た目以上に“毎日の使いやすさ”が重要です。グレイスシリーズは、「上質さ」と「合理性」を両立しており、美しさと実用性を妥協せずに手に入れたい方に特に適しています。

キッチン寸法・シンク位置・カラーを住まいに合わせて選択

ここでは、グレイスシリーズで選べるキッチンのサイズ、設置仕様、カラーバリエーションを紹介します。寸法や選択肢は、使い勝手や空間の印象に直結する重要な要素です。

幅・奥行・高さを用途に応じて選べるサイズ構成

項目	選択肢/サイズ
幅（間口）	2,300mm または 2,750mm
奥行	最大 1,050mm（ステップカウンター等）
高さ	80cm/85cm/90cm（3段階で調整可能）

※幅2,750mmは“中寄せ”または“端寄せ”タイプから選択できます。

シンク位置やカウンター形状の選択肢が豊富

シンク位置

中寄せタイプ：バランスの良い配置で作業効率アップ
端寄せタイプ：調理スペースを広く確保したい方向け





しょーすけ

シンク配置は調理スタイルに合わせて選べます。

奥行・カウンター形状

ワイドカウンターやステップカウンターも選択可能（奥行アップ）
作業台や収納とのバランスを調整しやすい設計

ベーシックと特別仕様から選べる最新カラー構成

カテゴリ	カラー例
ベーシックカラー	ホワイト/グレージュ/ミディアムブラウンなど
特別仕様	ナイトストーン（BLACK LABEL・2025年追加）

• ナイトストーンは、ブラックベースにメタリックの質感を加えたプレミアムカラー。「高級感を重視したい」「他と被らないデザインにしたい」方に人気。

寸法や仕様は単なる見た目だけでなく、「どれだけ効率的に家事がこなせるか」に直結します。設計段階で、自分のキッチンの使い方と照らし合わせて選択しましょう。

標準仕様の充実でオプション費用を抑えやすい構成

ここでは、グレイスキッチンに関する実際の費用感と人気オプションの価格例を紹介します。どのくらいの追加費用がかかるのかを知ることで、予算計画が立てやすくなります。

グレイス未採用で約77万円の減額実例あり

グレイスキッチンを採用せず、キッチンを完全に取り止めた場合、約773,000円の減額事例があります。これは「施主支給」などを前提としたケースであり、標準装備の価値が高いことを裏付ける数字です。

高機能オプションの参考価格と追加選択の傾向

オプション名	概要	参考価格（税込）
カップボード（180cm）	食器・家電の収納/同デザインで統一感あり	約293,000円
レンジフード「キレイツモ」	自動洗浄機能付き高性能レンジフード	約95,000円
タッチレス水栓「ナビッシュ」	手をかざすだけで水が出る便利仕様	約29,100円
ナイトストーン（BLACK LABEL）追加	プレミアムカラー/見た目重視の人気色	約132,000円

標準仕様の完成度を活かして必要な機能のみ選定

オプションは単体で見れば高額に感じるものもありますが、「標準キッチンの完成度が高い」ため、不要なものは追加しなくても十分満足できる仕様です。

一方で、「見た目の統一感」や「機能性」を追求する場合、カップボードやカラー追加は人気の高い選択肢です。

グレイスキッチンは“標準仕様の時点で高品質”なので、オプション費用を抑えやすい構成になっています。必要な機能にだけ費用をかける選び方がポイントです。

通路幅と収納機能で家事効率を高めた実用設計

ここでは、グレイスキッチンの設計面における配慮と、日常の家事動線における使いやすさを具体的に紹介します。機能面の充実はもちろん、実際に立って作業したときの「動きやすさ」まで考慮された設計です。

図面寸法と体感通路幅の違いを考慮した選択が必要

グレイスシリーズでは、図面上の通路幅を2パターンから選べます。

図面寸法	実際の通路幅の目安（有効スペース）
1,505mm	約800mm（大人1人が快適に作業できる）
1,761mm	約1,060mm（2人でもすれ違える広さ）

• 通路幅は「図面での距離」ではなく、実際に動ける“有効スペース”を意識して選ぶことが重要です。
• 子どもと並んで作業する、夫婦で分担する場合は1,761mmの方が快適です。

スライド収納や安全装備で日常の作業性を向上

フルスライド収納

奥の物まで取り出しやすく、調理道具をスムーズに管理できる。

センターキャビネット（90cm幅）

ゴミ箱や家電を収納する中間収納として便利。

食洗機下収納

デッドスペースを有効活用し、洗剤や掃除用品などをまとめて収納可能。

包丁ロック機能

小さな子どもがいる家庭でも安心して使える安全機能。

高さや配置の選択で家事ストレスを軽減する工夫

• キッチン全体の高さは3段階（80/85/90cm）から選択可能。身長に合わせて選ぶことで、長時間の調理でも疲れにくい姿勢をキープできます。
• シンク位置やカウンターの奥行きも選べるため、使用頻度が高い人の動線に合わせた設計が可能です。

グレイスキッチンは「立って作業したときの快適さ」まで細かく配慮された設計です。見た目だけでなく、日々の家事のストレスを減らす機能が標準で揃っています。

見た目と実用性の両立が満足度と後悔を左右する要素

ここでは、実際にグレイスキッチンを採用した人の声をもとに、満足度の高い点と、後悔・注意が必要なポイントを整理します。導入後の「リアルな声」は選定の大きな判断材料になります。

高級感と使いやすさの両立が好評の理由

高級感のある見た目に大満足

グラリオカウンターやカラーリングの質感により、空間全体が引き締まるという声多数。

収納力と使いやすさのバランスが良い

調理器具、食材、日用品などすべてが無理なく収まり、キッチンまわりが散らかりにくい。

シンクやコンロの配置が選べる点が便利

作業スタイルに合わせた動線設計ができるのが魅力。夫婦での分担にも対応しやすいとの声あり。

広さや素材の特性に配慮しないと不満につながる可能性

グラリオカウンターは水垢・汚れが目立つ

高級感のある素材だが、濃い色（特にナイトストーン）は水滴の跡や油の飛び散りが目立ちやすいという声が多い。



しょーすけ

広すぎるキッチンや濃色素材の扱いには注意。

広くしすぎて疲れるケースも

キッチン幅を2,750mmにして「使いこなせない」「動線が長くなって逆に不便」という声もあり。特に単身調理が多い家庭では、広すぎず手が届く範囲を意識すると良い。

オプションの選びすぎに注意

ナイトストーンやキレイツモなど魅力的なオプションが多いため、追加費用が想定以上になることも。

グレイスキッチンは満足度が非常に高い一方で、「見た目と実用性のバランス」を意識して選ぶことが後悔防止のカギです。

実際の使い方や掃除の頻度、動線の長さなども加味して、最適なレイアウトを選びましょう。

スマートシリーズは都市型住宅に最適な機能的設計

スマートシリーズは、スタイリッシュな見た目と機能性を両立したキッチンとして、i-smartなどの住宅プランで標準採用されています。限られたスペースでも使いやすく、無駄のない設計とモダンなデザインが特長です。ここでは、スマートシリーズの機能・寸法・費用感・導線設計などを詳しく紹介します。

i-smart中心にスマートキッチンが標準採用される

ここでは、スマートシリーズがどの住宅プランで標準採用されているかを整理します。プランごとの対応状況を把握しておくことで、シリーズ選びにおけるミスマッチを防ぐことができます。

スマートシリーズのキッチンは、i-smartシリーズを中心とした「スマート設計の住宅プラン」で標準仕様として提供されています。以下に対応状況をまとめました。

住宅プラン名	スマートキッチンの扱い
i-smart	標準採用（追加費用なし）
i-smart+	標準採用（内容は一部仕様変更あり）
i-cube	非対応（ラシックが標準）
グランセゾン	非対応（グレイスが標準）
グランスマート	非対応（グレイスが標準）

ポイント解説

i-smartに最適化された設計

i-smartはもともと「高気密・高断熱」と「生活動線の合理化」を重視した設計思想。その考え方に沿って開発されたのがスマートキッチンです。

非対応プランでは選択不可

グランセゾンなどの上位プランでは、スマートキッチンの選択はできません。逆にi-smartでグレイスキッチンを選ぶこともできないため、住宅プランとキッチンはセットで考える必要があります。

スマートシリーズの採用可否は、「i-smartかどうか」でほぼ決まると覚えておくとスムーズです。

高性能素材と収納力で使いやすさを追求した設計思想

スマートシリーズのコンセプトは、“スリムでも妥協しない高機能キッチン”です。モダンな見た目と実用性を両立しており、特に共働き家庭・都市部の敷地が限られる家にフィットする設計思想になっています。

ワイドとステップの2種カウンターで生活に最適化

ワイドカウンター

作業スペースを大きく取りたい方向け。2人以上での調理や配膳にも対応できる広さ。



ステップカウンター

段差をつけることで食事スペースと作業スペースを分離。配膳のしやすさ・視界の抜け感を両立した人気オプション。





しょーすけ

ステップカウンターは作業と食事を両立できます。

ダイニングとの一体感が強い設計

オープンキッチンを想定したデザインで、リビングダイニングと連続性を持たせやすい。

見た目と掃除のしやすさを両立する光沢素材を採用

• シャープなデザインで統一感のある空間に
• 扉材や天板に光沢素材を使用し、見た目の高級感＋空間を広く見せる効果がある
• 汚れが目立ちにくく、毎日使っても掃除がしやすい素材構成になっている

スマートシリーズは、限られた空間でも「見た目・作業効率・掃除のしやすさ」すべてを妥協したくない人に向けたキッチンです。

スリムでも快適な寸法と素材・色の選択肢を用意

ここでは、スマートシリーズで選べる寸法やカウンターの仕様、カラーバリエーションについて紹介します。「スリムで快適な設計」を実現するためのサイズ感や素材選びがポイントです。

限られたスペースでも作業性を確保する寸法設計

スマートシリーズのキッチンは、限られたスペースでも十分な作業性を確保する設計がなされています。

項目	内容/選択肢例
間口（幅）	約2,300mm〜2,750mm
奥行	約650mm〜最大1,050mm（ステップカウンター採用時）
高さ	80cm/85cm/90cm（3段階調整可能）

※奥行1,050mmはカウンター拡張オプションを選んだ場合の最大値です。
※高さは体格に応じて調整可能で、身長÷2＋5cmを目安にすると快適に使えます。

光沢素材とミニマルデザインで空間に統一感を演出

スマートシリーズは、光沢のある素材やシャープな色味が中心。空間を引き締めつつ、スリムな設計でも視覚的に広く見える効果を発揮します。

• 扉材：鏡面仕上げ系（ホワイト/ブラック/グレーなど）
• カウンター：人造大理石（マット系/光沢系）
• 取手：ライン取手またはフラットな一体型取手など、ミニマルデザインを採用

扉と天板でトーンを統一し生活感を抑える設計

カテゴリ	色味の例
扉カラー	ホワイトグロス/ダークグレー/ブラックマットなど
カウンター色	ライトグレー/ホワイトストーン風など

※トーンを統一することで生活感を抑えたデザイン空間が実現できるのが特徴です。
※カラーの組み合わせはショールーム等で実物確認がおすすめです。

スマートシリーズは「狭い＝妥協」ではなく、デザインと使いやすさを最大化するための選択肢が豊富に用意されています。

スリム設計に追加機能を加えるオプション構成

ここでは、スマートシリーズでよく選ばれるオプションと、その費用感を紹介します。スリムでスタイリッシュな見た目を維持しながら、機能性を追加するにはどれくらいの費用がかかるのかを把握しておきましょう。

ステップやカップボードなど選ばれる追加機能と価格

オプション名	内容	参考価格（税込）
ステップカウンター	作業と食事スペースを分ける段差カウンター	約500,000円前後
ワイドカウンター拡張	奥行を広げて作業スペースを確保	約100,000円〜
カップボード（180cm）	同デザイン収納で統一感を出す	約293,000円
タッチレス水栓	手をかざすだけで水が出る便利機能	約29,100円
IHオールメタル仕様	多種鍋対応・見た目もすっきり	約66,000円

※価格は施主ブログ・施工事例をもとにした参考値です。地域・時期により差があります。

オプション選定で費用と満足度のバランスが重要

• スマートシリーズは本体自体がコンパクト設計のため、オプションで広さや機能性を追加するパターンが多いです。
• ステップカウンターは高額になりやすいため、必要性を見極めることが重要です。
• 標準仕様でも一定の収納力・作業性は確保されているため、無理にすべて追加しなくても十分使いやすいとの声もあります。

スマートシリーズの魅力は「必要なものだけ選んで追加できる」自由度の高さです。見た目だけで選ばず、「暮らし方」に合ったオプションを選ぶことが、後悔しない選択につながります。

キッチンを中心とした生活動線の最適化がカギ

ここでは、スマートシリーズのキッチンにおける使い勝手の工夫と、動線設計のリアルなポイントを解説します。スリムなキッチンでも快適に過ごせる工夫がある一方で、注意したい点もあります。

コンパクトでも家族で快適に使える通路設計

スマートシリーズは、住宅全体の間取りと連動した設計がされており、“キッチン単体で完結しない導線設計”が特徴です。

キッチン〜ダイニング〜リビングが一直線につながる

→ 配膳・片付けがスムーズで、家族との動線が重なりにくい



しょーすけ

一直線の導線が家族の生活をスムーズにします。

通路幅は約800mm〜1,000mm前後が標準

→ 一人なら十分、二人で使う場合は拡張を検討するのが現実的

家事導線における家電・収納の配置が使い勝手を左右

• 冷蔵庫や電子レンジ、ゴミ箱などの配置次第で動線のスムーズさが大きく変わる。
• 背面収納やパントリーの設計が甘いと、キッチンまわりが混雑しやすくなる。

ステップカウンターで家族との視線と会話を両立

• ステップカウンターやワイドカウンターを選ぶと、リビングと視線がつながりやすい。→ 会話や子どもの様子を見ながら家事ができる設計
• オープンキッチン型のため、来客時の印象や生活感の出方に注意が必要。→ 収納力・整頓のしやすさが見た目に直結

スマートシリーズのキッチンは「生活導線そのものの一部」として設計されているため、間取り全体とのバランスがとても重要です。

配置や通路幅の設定は、図面だけでなく生活動線のシミュレーションとセットで検討しましょう。

デザイン性と実用性の両立が高評価を得る理由

ここでは、実際にスマートシリーズを採用した人たちのリアルな声をもとに、満足している点・後悔ポイントの両面から使用感を紹介します。購入前に知っておきたい注意点や、意外な満足点を把握できます。

見た目・掃除・動線の評価が高い使用実感

スタイリッシュで生活感を抑えやすい

「キッチンが空間の主役になる」「白×黒のコントラストが美しい」など、デザイン性への評価が高いです。

ステップカウンターで生活が分断されず快適

調理中もリビングの家族と会話ができる構造が好評。コミュニケーション重視の家庭にフィット。

掃除のしやすさも◎

光沢素材の扉や天板は拭き取りが簡単で、共働き家庭でもキレイを保ちやすいとの声多数。

通路幅と収納の不足が後悔につながる事例あり

収納がやや少ないという声も

見た目重視ゆえに収納量が抑えられており、「追加のカップボードがないと足りない」と感じる人も。

通路幅を狭く設計すると後悔する

「作業はできるが、家族とすれ違うときに狭く感じる」「後から広げられないので慎重に決めるべき」といった声あり。

オプションをつけすぎると予算オーバーに

ステップカウンターやカップボードなど、魅力的なオプションが多いため、「あとから高くついた」とのコメントも見られます。

スマートシリーズは、デザインと快適さを両立させたい人に高く評価されているキッチンです。ただし、生活スタイルとの相性をしっかり見極めることが、後悔しない選択のカギとなります。

ラシックシリーズはコストと省スペース性を両立した実用モデル

ラシックシリーズは、コストを抑えながらも基本性能をしっかり備えたコンパクトキッチンです。i-cubeなどの住宅プランで標準採用されており、狭小住宅やミニマムな暮らしにフィットする設計が特長です。

このセクションでは、ラシックの仕様・寸法・オプション・使い勝手を詳しく解説します。

i-cubeなどローコスト住宅でラシックが標準採用

ラシックシリーズのキッチンは、i-cubeなどのローコスト住宅を中心に標準採用されるベーシックモデルです。

住宅プラン名	ラシックシリーズの扱い
i-cube	標準採用（追加費用なし）
i-smart	非対応（スマートシリーズが標準）
グランセゾン	非対応（グレイスシリーズが標準）
グランスマート	非対応（グレイスシリーズが標準）

上位プランでは非対応で費用重視の住宅に最適

上位グレードの住宅では選択不可

ラシックシリーズは上位住宅プランとの組み合わせには対応しておらず、「シンプル・低コストな住宅に最適化された仕様」です。

標準仕様＝コストに含まれている

i-cubeなどでは追加費用なしで使用可能なため、予算重視の家づくりには大きなメリットになります。



しょーすけ

ローコスト住宅なら追加費用なしで選べます。

ラシックは「機能性は確保しつつ、価格を抑えたい」というニーズにマッチするシリーズです。

必要十分な機能と省スペース性を兼ねた設計

ここでは、ラシックシリーズの設計思想と基本性能について解説します。価格を抑えながらも「必要な機能をしっかり備えた現実的な選択肢」として支持されている理由を整理します。

高性能人造大理石や壁付け対応で実用性を確保

高性能人造大理石トップを標準採用

グレイスやスマートシリーズと同じく、耐久性・掃除のしやすさに優れた天板素材を採用。見た目と実用性の両立が図られています。



壁付け・オープンレイアウトの両対応

住宅の広さや間取りに応じて、壁付け型／対面型の選択が可能。設置スペースを抑えたい方には壁付けタイプが人気です。



直線的でシンプルなデザイン

余計な装飾を排除したスッキリした見た目で、コンパクトな空間でも圧迫感が少ないのが特徴。

壁付けレイアウトで空間効率と動線を最適化

最近では壁付けキッチンも再評価されており、以下のような利点があります。

• 空間を広く使える
• リビングとダイニングを一体的に設計しやすい
• キッチンと収納の動線が短くなるため作業効率が高い

ラシックシリーズは、「シンプルだけど生活にフィットする実用キッチン」を求める方にぴったりの選択肢です。

ラシックは設置スペースに応じた柔軟な寸法設定が可能

ここでは、ラシックシリーズのキッチンにおける選べるサイズと設置スタイルの種類を解説します。限られたスペースにも対応できる柔軟な選択肢が揃っており、狭小住宅にもフィットしやすい設計が特徴です。

オープン／壁付け／ショートの3タイプから選択可能

設置スタイル	間口（幅）	奥行
オープンタイプ	2,715mm	750mm
壁付けタイプ	2,715mm	650mm
ショートタイプ	2,265mm	650mm

※間口2,715mmが基本サイズ。

より省スペースを重視する場合はショートタイプ（2,265mm）を選択することで、リビングやダイニングの面積を広く取ることができます。

身長に合わせて80〜90cmから最適な高さを選択

• 80cm
• 85cm
• 90cm

身長に合わせてキッチン高さを調整できるため、使いやすさを細かくカスタマイズすることが可能です。一般的には、身長÷2＋5cmが快適な高さとされます。

ラシックシリーズの寸法構成は、小さな家でも「使いやすさ」と「家事動線のスムーズさ」を両立するために設計されています。

シンプルな標準仕様に必要なオプションを追加可能

ここでは、ラシックシリーズで選べるオプションの種類と、おおよその費用感について紹介します。「シンプルな標準仕様＋必要に応じたカスタマイズ」ができるのがラシックの強みです。

カップボードや吊り戸棚など必要機能を追加選択

オプション項目	内容・補足説明
カップボード（180cm）	同デザインで統一感を持たせた収納
吊り戸棚	天井高に合わせた収納スペースの追加
照明器具	キッチン上の手元灯など、明るさとデザイン性を補完
扉デザインの変更	シンプル／ナチュラル／ダーク系など複数あり
人造大理石シンク	見た目と掃除のしやすさを向上

ラシックはベースの仕様で十分に使える設計になっているため、オプションは「必要なものだけ選ぶ」というスタイルに向いています。

コンパクト住宅に最適化される一方で収納と変更制限に注意

ここでは、ラシックシリーズの設置における柔軟性と注意すべき制限ポイントを整理します。コンパクト住宅向けとしての強みがある一方、設計にあたっては事前に把握すべき制約も存在します。

スペースに応じて柔軟なレイアウト変更が可能

設置スペースに合わせた柔軟なレイアウトが可能

壁付け・オープン・ショートなど、住宅の広さや間取りに合わせて複数スタイルを選べます。

小規模住宅・狭小間取りにもフィット

ショートタイプを選べば、ダイニングやリビングにゆとりを持たせる間取り設計がしやすくなります。

高さ調整も3段階で選択可能

生活する人の身長に合わせて高さを最適化できるため、腰痛対策や家事効率の向上にもつながります。

収納量やカウンター形状に制限がある点に注意

収納量がやや控えめ

ラシックは見た目もコンパクトな設計のため、収納の絶対量は他シリーズに劣る傾向があります。



しょーすけ

収納力を重視するなら別途検討が必要です。

作業スペースが限られる場合がある

特に壁付けタイプは、横幅や奥行の広さが限られるため、二人で同時に使うと窮屈に感じることも。

設計変更の自由度はシリーズ中では低め

i-cubeなどの低コスト住宅に標準化されているため、カウンター形状や素材のカスタマイズ範囲がやや狭いです。

ラシックシリーズは「必要なものを必要な分だけ」取り入れる、ムダのない設計が魅力の反面、収納や動線には配慮が必要です。
小さな住宅でも快適に使えるよう、生活スタイルに合わせてしっかり検討しましょう。

コスパ重視で高評価だが収納と自由度には不満もあり

ここでは、実際にラシックシリーズを採用した方の声をもとに、満足点と注意点を客観的に整理します。価格を抑えつつも満足できる選択肢なのか、検討の参考にしてください。

小規模住宅でもまとまり良く使える点が高評価

「価格なりに満足」

「標準仕様でこの性能なら十分」「デザインもシンプルで悪くない」といった声が多く、コストパフォーマンスに好意的な評価が目立ちます。

「小さな家でもきれいに収まる」

狭小住宅やセカンドハウス用途で、無駄がなくまとまりの良いサイズ感が高評価されています。

「掃除がしやすい天板」

高性能人造大理石トップは上位モデルと共通で、水はけや汚れの落としやすさが好評です。

収納量や自由度の制限が後悔の原因になる傾向

「収納が足りなかった」

「食器棚を別で買い足した」「吊り戸棚があった方がよかった」など、収納力に物足りなさを感じるケースもあります。

「見栄えが地味」

他シリーズに比べて装飾性が少ないため、高級感を求める人には物足りないという意見も。

「設計の選択肢が限られていた」

i-cube等の仕様制限により、「思ったほど自由に変更できなかった」との声が散見されます。

ラシックシリーズは、価格と機能のバランスを重視した人から高い評価を得ています。

ただし、見た目や収納量にこだわりたい場合は、事前に十分な検討が必要です。選ぶ価値はありますが、「どこに重きを置くか」で満足度が大きく変わります。

各シリーズ共通で重視すべき設計要素を事前に確認

キッチン選びで後悔しないためには、シリーズごとの違いだけでなく、共通して注意すべき基本ポイントを押さえることが大切です。

カウンターの高さ、通路幅、天板の素材など、見落としやすいけれど使い勝手を左右する設計項目を整理してお伝えします。シリーズ選定の前に、ぜひ確認しておきましょう。

身長に合った高さを選び作業負担を軽減する必要あり

ここでは、シリーズ選びに関係なく「全てのキッチン設計で見落とせない重要ポイント」であるカウンターの高さについて解説します。使いやすさ・疲れにくさ・家事効率を左右する要素であり、失敗すると毎日のストレスにつながります。

80cm／85cm／90cmから体格に応じて選択可能

一条工務店のキッチンは、以下の3段階から高さを選択できます。

選べるカウンター高さ	主な対象身長目安
80cm	約145〜160cmの方に最適
85cm	約160〜175cmの方に最適
90cm	約175cm以上の方におすすめ

作業しやすい高さの目安は「身長÷2＋5cm」とされています。たとえば、身長160cmの方であれば、

160 ÷ 2 ＋ 5 ＝ 85cm

となり、「85cm」が最も自然な高さになります。

高すぎ・低すぎで疲労や腰痛の原因になるリスクあり

低すぎると腰痛の原因に

前かがみでの作業が続くと、腰や背中に負担がかかりやすくなります。

高すぎると肩や腕に疲労がたまる

包丁や鍋を扱う際に、力を入れにくくなるため疲れやすくなります。

夫婦で身長差があると選びにくい？

その場合は、よく使う人に合わせるのが基本。必要に応じて作業台（ワゴン等）で補完する方法もあります。

カウンターの高さは、見た目よりも「体の負担」と「作業効率」に直結する設計項目です。家の間取りを決める前に、自分の身長をベースにした最適高さをシミュレーションしておきましょう。

標準の人造大理石とオプション素材の特性を比較

ここでは、キッチンの見た目とメンテナンス性を大きく左右する素材選びについて解説します。人造大理石が基本仕様ですが、素材ごとの特徴を理解せずに選ぶと、後々の掃除や劣化トラブルにつながることもあります。

掃除しやすくコスパに優れる素材が標準採用

一条工務店のキッチンでは、高性能な人造大理石製の天板とシンクが標準装備されています。標準でも十分に質感が高く、日常的な使用に耐える性能を備えています。

人造大理石と天然石の性能と費用を明確に比較

項目	人造大理石（標準）	天然石（御影石）※オプション
耐熱性	〇（耐熱100〜200℃程度）	◎（鍋を直置きできる）
傷・衝撃への強さ	△（硬い物で傷つきやすい）	◎（非常に硬く傷つきにくい）
汚れへの強さ	◎（汚れにくく掃除しやすい）	△（水シミに注意が必要）
見た目・質感	○（ツヤあり・明るめ）	◎（重厚感・高級感あり）
費用	標準仕様（追加費用なし）	約250,000円前後追加

※オプション費用はプランやサイズにより変動あり

掃除しやすい一体型人造大理石シンクが標準仕様

人造大理石シンクは、天板と一体型で段差がなく掃除がしやすいのが特徴です。ただし、重い鍋の衝撃や熱湯にやや弱いため、取り扱いには注意が必要です。

見た目を重視するか、耐久性や掃除のしやすさを重視するかで、最適な素材選びは変わります。将来的なリフォームやライフスタイルも視野に入れて判断すると失敗がありません。

通路幅の快適さは作業効率と暮らしやすさに直結

ここでは、キッチンの通路幅＝生活動線の快適さという視点で、設計時に意識すべき寸法と選択肢を解説します。通路幅は見落とされがちですが、調理・配膳・掃除・家電の搬入出などに直結する重要な要素です。

図面寸法と実際の体感幅に違いがある点に注意

設計種別	仕様上の幅	実際の体感幅（目安）
標準	約1,505mm	約80cm
ワイド通路	約1,761mm	約106cm

※標準ではキッチン背面の収納（カップボードなど）を含んでの幅が1,505mm程度。
※実際に人が通る「通路幅」は約80cmが一般的です。

1人作業なら80cm・2人なら100cm以上が必要

1人で使うなら80cmでもOK

十分にすれ違える余裕はないが、1人作業には支障なし。

2人ですれ違いたいなら100cm以上

家族でキッチンに立つ機会が多いなら、ワイド通路（約106cm）を選ぶとストレスが激減します。

搬入出や掃除のしやすさも大切

冷蔵庫・食器棚・ゴミ箱などの設置や移動も視野に入れると、通路幅に余裕がある方が圧倒的に使いやすいです。

設計段階での選択肢と調整方法を明確に把握すべき

方法	内容と注意点
ワイド通路オプション	設計段階で選択可能／費用はプランにより異なる
カップボードを浅型に変更	背面収納の奥行を浅くして通路幅を稼ぐ
両側壁の寸法調整	間取り全体の見直しで空間を広げる

通路幅は、調理のしやすさだけでなく「家族全員の暮らしやすさ」にも関わる項目です。
見た目やレイアウト優先で妥協しすぎず、実際の生活動線に照らして慎重に判断しましょう。

一条工務店のキッチンは標準仕様の完成度と価格のバランスに優れる

一条工務店のキッチンは、どのシリーズも標準仕様の完成度が高く、価格に対する満足度が非常に高いことで知られています。見た目や機能の違いはありますが、基本性能・設計思想・耐久性といった根本的な品質は共通しています。

関連記事：一条工務店の口コミ・評判を徹底分析！評判から見えた「満足・後悔」の分かれ道

標準仕様・オプション設計・耐久性の高さが高評価の理由

ここでは、シリーズごとの違いにかかわらず一条工務店のキッチン全体に共通する評価ポイントを整理します。多くの施主が「標準仕様のままで十分」と感じる背景には、他社と比較しても抜きん出た完成度があります。

標準装備でも満足できる高機能キッチン構成

• 天板・シンクは高性能な人造大理石が標準装備
• ソフトクローズ収納、食洗機、スライド収納も最初から搭載
• 水栓やレンジフードも高機能タイプが多く、追加費用がかかりにくい

特別なオプションを選ばずとも、見た目も性能も満足度の高い仕様が整っています。

必要な機能だけを明確な価格で追加可能

• オプション価格は施主にも分かりやすい個別加算制
• 「カップボード180cm 約29万円」「タッチレス水栓 約3万円」など、相場感がつかみやすい
• 必要に応じて最小限のカスタマイズで満足度を引き上げられる

選びやすさとコストパフォーマンスの両立において、オプション体系の透明性は大きな強みです。

高耐久素材と設計思想で10年以上使っても劣化しにくい

• 人造大理石トップやソフトクローズレールなど、消耗しやすい部分も高耐久素材を採用
• 食洗機や収納部分も10年以上使っても劣化しにくいとの声が多い
• 独自素材のグラリオカウンター（グレイス）などは重厚感と耐久性を兼備

10年、20年単位の視点で考えても満足度が落ちにくい設計が、リピーターや紹介につながっています。

シリーズごとの違いに注目しがちですが、まず押さえておきたいのは「どのシリーズを選んでも失敗しにくい下地がある」という事実です。

シリーズごとの違いと暮らしに合った選び方を整理

ここでは、読者が自分に合ったキッチンシリーズを選ぶための判断基準を4つ紹介します。シリーズによって仕様や費用が大きく異なるため、感覚的な好みだけで選ぶと後悔の原因になります。

関連記事：一条工務店ハグミーは安くない？価格・仕様・口コミから判断する後悔しない選び方

スペース・収納力・素材感・デザイン性の4基準で選定

以下の4つの判断基準で各シリーズを比較すると、自分に合う選択肢が見えてきます。

• スペース（設置できる広さ）
• 収納力（スライド収納、カップボードの種類）
• 素材・質感（天板、扉、カラー）
• デザイン性（見た目・一体感・高級感）

シリーズ名	スペース対応	収納力	素材・質感	デザイン性
グレイス	◎（広い設計に対応）	◎（収納多い）	◎（グラリオ採用）	◎（高級感あり）
スマート	○（中〜広）	○（必要十分）	○（光沢素材）	◎（モダン系）
ラシック	△（狭小向け）	△（少なめ）	○（人造大理石）	△（シンプル）

優先すべきニーズに応じて最適なシリーズを選ぶべき

• グレイス：広さと高級感を重視したい方に最適
• スマート：機能とデザインのバランスを取りたい方に
• ラシック：費用を抑えつつ、最低限の性能が欲しい方向け

特に、スペースに制限があるかどうかは最優先の判断基準となります。設置可能なキッチン幅や動線を先に確認し、選択肢を絞ることをおすすめします。

一条工務店のキッチンは生活と空間に合ったシリーズ選定が重要

この記事では、一条工務店の3大キッチンシリーズについて特徴・寸法・費用感・使い勝手の観点から徹底比較しました。最後に、判断の最終整理として要点を振り返ります。

シリーズ名	主な対応住宅	特徴	幅の目安	オプション例（税込）
グレイス	グランセゾン／グランスマート	高級感＋収納力＋柔軟な仕様	2300〜2750mm	カップボード約29万円／ナイトストーン約13万円
スマート	i-smart	機能性＋モダンデザイン	2300mm前後	ステップカウンター追加約50万円
ラシック	i-cube等	シンプル＋省スペース設計	2265〜2715mm	カップボード（要見積）

※費用は住宅プランや時期により異なるため、参考値としてご確認ください。

関連記事：一条工務店の坪単価は高い？安い？他社比較・価格内訳・注意点を徹底解説！

• 設置スペースが広いならグレイス
• 機能と見た目のバランスを重視するならスマート
• 限られた空間と予算で最大限の満足を得たいならラシック

いずれも、標準仕様の完成度が非常に高く、後悔しにくいのが一条工務店の強みです。

価格と性能のバランスを見極めながら、ご自身の暮らしにフィットする一台を選んでください。